風しん予防接種・同居家族にも拡大助成
(2013年5月14日)
市内では今年の風しん患者は4人
首都圏を中心に風しんが流行しており、風しんの免疫を持たない女性が妊娠前半期に感染すると赤ちゃんに障害が現れる可能性があることから、高崎市は、緊急対策として、大人の風しん予防接種費用の一部を助成する。
こうした助成事業では、妊娠を予定している女性とその夫を対象とするのが通例だが、高崎市は、祖父母など同居の家族も対象に拡大し「家族で赤ちゃんを守るための緊急対策」としている。
助成対象は、妊娠を予定している夫婦とその同居家族、妊婦の夫とその同居家族。平成2年4月1日以前に生まれた人で未婚の人も対象となる。
助成額は、「麻しん風しん混合ワクチン(MR)」が5000円、風しん単独ワクチンが3000円。助成回数は一人1回。助成期間は平成26年3月31日までで、6月1日から受付を開始する。既に予防接種を受けた人は、領収書等によって申請すれば償還払いとなる。
保健予防課または各地域保健センターの窓口で申請する。来庁できない人は、高崎ホームページから申請書をダウンロードし、返信用封筒に住所・氏名・郵便番号を記入、80円切ってを貼付し、保健予防課に郵送。
高崎市の風しん発生状況は、平成24年が2人。平成25年1月から4月までに、男性3人と女性1人の4人となっている。
高崎市は、助成の対象は6800人ほどおり、3千万円を予算措置した。