「高ちゃり」でまちなかを走ろう
(2013年4月30日)
買い物とまちの魅力を楽しんで
高崎の中心市街地を訪れた人に無料で自転車を貸し出し、買い物や観光を楽しんでもらう「まちなかレンタサイクル=高チャリ」が27日から始まり、オープニング式典が同日午前に行われた。
この事業は、高崎商工会議所が高崎市と協力して実施するもので、まちなか12カ所のサイクルポートで100台の自転車を貸し出し、自由に使ってもらう。事業主体は「高崎まちなかコミュニティサイクル推進協議会(会長は高崎商工会議所の綱島信夫副会頭)」。
式典で、綱島会長は「高チャリで買い物や高崎の魅力を楽しんでほしい。市民のみなさんに高チャリを盛り上げていただき、市外から来た方にも積極的に利用してほしい」とあいさつした。
富岡市長は「高チャリが実現してすばらしい。自転車が盗まれたり、放置されたり、問題点を言い出すと進まない。勇気を出して実施していただいた」と感謝の言葉を述べた。
推進協議会では、自転車の回収や整備など運用面で工夫し、快適に利用してもらえるようはかっている。自転車は市内企業の協賛が得られたほか、サイクルポートの自転車ラックは、高崎青年経営者協議会が製作するなど、市民の力が生かされている。パンク修理や整備は、高崎自転車組合に依頼する。また、宅配事業者がレンタサイクルの放置を見かけたら連絡してもらえるなど、影の協力が得られているそうだ。