参院選立候補予定者が討論会
(2013年7月3日)
加賀谷、店橋、3氏が出席。山本沖縄北方担当大臣は欠席
7月21日(日)に行われる参議院選挙の群馬選挙区・立候補予定者の公開討論会が、高崎青年会議所の主催で、2日に高崎市文化会館で行われた。
討論会には、民主党の加賀谷富士子(かがや・ふじこ)氏、日本共産党の店橋節子(たなはし・せつこ)氏、幸福実現等の安永陽(やすなが・あきら)氏が登壇した。予定されていた山本一太(やまもと・いちた)沖縄北方担当大臣は公務のため欠席となった。
3人の立候補予定者は、経済、産業政策、消費税引き上げと社会保障政策、憲法改正などについて考えを述べ、有権者の支持を訴えた。
TPP(環太平洋経済連携協定)参加については、加賀谷氏「雇用が減少する」、店橋氏「農業に打撃」と反対、安永氏「経済は自由であるべき」と賛意を示した。
原発問題では、加賀谷氏、店橋氏がともに原発ゼロを訴えたのに対し、安永氏は原発推進を主張した。
憲法96条の改正は、加賀谷氏「丁寧な論議を重ねていくことが必要」、店橋氏「9条を改正し国防軍を持つことが狙い」と反対の姿勢を示し、安永氏は現実に合わせ「9条を改正することが必要」と述べた。
消費税引き上げについては3氏とも反対の立場を示したが、登壇者の間で「所属する政党と意見が異なるのは政治不信につながる」と反論が出る場面もあった。
主催した高崎青年会議所の宮田誠理事長は「政治に無関心では、日本は良くなりません。候補者をしっかり選んで投票することが日本を良くする第一歩。今日の討論会を候補者を選ぶ参考にしてほしい」と投票を呼びかけました。