54店舗が結束。うどんを高崎名物に
(2013年6月12日)
高崎産小麦粉や食材を使った「高崎福々うどん」
高崎産の小麦粉や食材を使った「うどん」を高崎名物として定着させていこうと、市内の「うどん店」54店舗が結束し、6月27日から、一斉に各店舗のメニューに登場することになった。
この取り組みは、高崎麺類業組合が、JAたかさきと協力して行うもので、高崎の食文化である「うどん」の知名度アップをはかっていくのが狙い。
この「うどん」メニューは、「縁起のいいまち高崎」にちなみ、「高崎福々(ふくふく)うどん」と命名され、組合では、一年をかけて準備してきた。
高崎産小麦の「きぬの波」と「さとのそら」を配合した小麦粉を3割以上使ってうどんを打つことなどが決められており、参加店舗には「高崎福々(ふくふく)うどん」の認定証が発行され、店頭に「のぼり旗」が設置される。
27日に登場するメニューは、「つけめん」のタイプで味付けや盛り合わせは、各店舗の個性が発揮される。10日に組合員を集めて行われた試食会では、カレーやあんかけ、肉汁などが試されました。
組合長の今井さんは「新しい風を起こして高崎の活性化をはかろうと考えてきました。54店舗が足並みを揃えてスタートすることに重点を置き、お店での運用が難しくなるような枠を作らないようにしました。色々なお店を回って、各お店それぞれの味わいを楽しんでほしいです」と話している。
組合では、「福々うどん」特製の高崎だるまをプレゼントするスタンプラリーを企画し、集客をはかっていく。状況を見ながら「ぶっかけうどん」を第2弾として考えているそうだ。
高崎の名物づくりはこれまでも取り組まれてきたが、市内の多くのお店のメニューとして提供されることが、最終ハードルとなっていた。麺類組合が足並みを揃えたことは、高崎の食文化をPRする業界の大きな動きになるものと期待される。