「たかちゃり」開始時間が午前9時に
(2013年6月21日)
通勤通学の利用を抑止。まちなか活性化を
高崎の中心市街地を訪れた人に無料で貸し自転車を使ってもらう「高崎まちなかコミュニティサイクル」、 通称「たかちゃり」の貸し出し開始時間が、6月20日から変更になり、これまでの午前7時から、午前9時へと2時間繰り下げとなった。
終了時間は、これまでと同じ午後10時。
「たかちゃり」は、4月に開始されて以来、100台の自転車をまちなかに配置して、利用者に好評となっているが、まちなかでの買い物や散策ではなく、通勤や通学に利用し、 帰宅時間まで一人で占有してしまう人が出てきたため、多くの商店が開店する午前10時以降に利用できる自転車が少なくなっていた。
インフォメーションセンターには、「まちなかのサイクルポートに自転車が1台もない」という声も、商店街や利用者から多く届き、高崎商工会議所などが利用実態を調査した。
「たかちゃり」は、細かな規制を設けないことが利用しやすさのポイントとなっており、通勤や通学に使われる状況も想定していたが、本来の目的である「まちの活性化」を優先して、今回の変更を決めたという。
6月14日から変更の掲示を行い、20日は早朝から利用者に対し、高崎市や高崎商工会議所の職員が時間変更の主旨を説明し、理解をお願いした。
富岡市長は「たかちゃりは、規制をかけない運営が基本で、使いやすく好評だ。大勢の方に利用してもらい、まちの活性化に役立てていきたい」と話している。