25年度の新規事業が好調
(2013年6月28日)
リニューアル補助金や高チャリ、高カフェ
高崎市が平成25年から開始した新規事業の実施状況について、高崎市議会6月定例会一般質問で白石隆夫議員がただした。
「まちなか商店リニューアル助成」は、補助率2分の1、上限100万円で、市内業者に発注するのが条件。市内事業者に好評で、5月1日の受付開始から一週間で当初計画していた予算額を超えた。
受付開始から1カ月経過した5月末段階で申請件数374件、申請金額2億3千万円で、リニューアル工事等の総額は5億5千万円となっている。高崎市は高崎市議会6月定例会で2億円の増額補正を行った。
当初は年間1億円、3年間継続する計画だった。市は「今後の申請状況を見ながら、市議会と相談し、適切に対応したい。この事業の要望は高く、これからリニューアルを検討したいという声も多数あり、26年度も実施することが必要と考えている」と考えを述べた。
白石議員は「全国に例のない助成事業。将来見通しの不安もあり、今までリニューアルを決めかねていた市内の事業者が、この助成で心を動かされている。波及効果も大きく高崎の経済活動が活発になる」と期待した。
コミュニティサイクル「高チャリ」は、利便性を最優先した手法で、稼働率が高い。用途はショッピング、観音山、少林山などへの観光スポットへの移動、通勤、通学、宿泊者の移動など。小学生から大学生、若い女性、高齢者、休日には夫婦や親子などファミリー層の利用も多い。「簡単に借りられて便利」、「乗りやすく、また利用したい」などの声が寄せられている。市は、観光利用も促進していきたい考え。
開始1カ月の状況は、モラルも良く、ていねいに利用されている。盗難被害はない。運営がインフォメーションセンターをあら町に設置し、台数管理や利用者からの問い合わせ等に対応している。ショッピングセンター、高校、大学などの駐輪場で乗り捨て事例が報告されており、運営スタッフが回収している。運用時間は、6月20日から午前9時から午後10時となっている。
高カフェは、天候の影響を受けるので、4月の開始当初は気温が低かったり、風が強かったりしたため、路上への出店を控えることもあった。以降は順調で、利用客が増加している。子ども連れ、ペット連れの客からは周囲に気をつかうことなく利用できると好評だという。市は、オープニングキャンペーンに続き、夏、秋のキャンペーンを予定し、集客をはかっていく考え。