新生「あすなろ」が本格オープン
(2013年6月11日)
まちなかの交流・文化拠点に
昭和57年に閉店した鞘町の喫茶店「あすなろ」が、高崎経済大学の学生によるまちづくりの活動拠点「コミュニティカフェあすなろ」として生まれ変わり、9日(日)に開店した。
かつて鞘町には「あすなろ」と書店の「学陽書房」が並び、まちを訪れる若者でにぎわっていた。高崎市は、この場所を学生と市民が交流する拠点とすることで、まちなかの活性化をはかり、かつてのようなにぎわいを取り戻すきっかけにしていきたい考え。
コミュニティカフェ「あすなろ」は、学生を中心に運営され、店長の吉田さんは「新しいあすなろを通じ、学生と人々が触れあえればうれしい。訪れる人に居心地のいい店にしていきたい」と話している。
オープニング式典で高崎経済大学の高木賢理事長は「ようやくこの日を迎えた。市民と学生の交流の場、市民文化の拠点として発展するよう祈念している」、富岡市長は「高崎に喫茶店の文化が無くなってきた。若い人がまちなかに集い、文化活動の拠点なるよう願っている」とあいさつした。
地元、中部名店街の綱島信夫さんは「あすなろの再オープンは長年の悲願だった。心から感謝したい。商店街もあすなろのために積極的に応援していきたい」とエールをおくった。オープンイベントとして、シャンソンや群馬交響楽団員によるミニコンサートが行われ、来場者を楽しませた。
コーヒーは一杯350円、営業時間は正午から午後9時、月曜日が定休日。