高崎市の観光客数、年間531万人
(2013年12月19日)
前年度より7万人減。県外宿泊客は依然高水準
群馬県がまとめた平成24年度の観光客数と観光消費額の推計で、群馬県全体の観光客数は、前年度よりも210万人(3・6%)増の6091万人となり、観光消費額も50億円(2・7%)増の1900億円となったことが示された。県外からの観光客は2571万人で前年度よりも113万人(4・6%)増となった。
調査対象は、年間1万人以上の県内観光地、観光行事等で499地点。調査地点は、23年度よりも22地点増加した。
一人当たりの観光消費額は、日帰り客が1953円(前年度よりも11円増)、宿泊客が1万1479円(同429円減)。
前年度よりも大きく増加したのは太田市で、「道の駅おおた」により約74万人増の339万人となった。高崎市(531万人)、前橋市(569万人)などで前の年度を下回った。
平成24年度の高崎市の観光客数は、えびす講の開催期間が短縮されたことなどが影響し前年度よりも7万人少ない531万人となった。高崎市の観光消費額は167億円で、前年度よりも3億円減少した。高崎市の観光客数の減少は、4年連続となった。
県外から高崎市を訪れた観光客数は、182万人で前の年度よりも2万4千人減少した。県外から高崎市訪れた観光客のうち、宿泊客は約60万人で、前年度よりも2万人減少したが、群馬県内のリゾート地とほぼ同じ宿泊者数となっている。
高崎市の観光客一人当たりの消費額は、平均で3149円、日帰り客が2162円、宿泊客が1万円。高崎市の宿泊客の多くはビジネス目的と見られており、都市部においては高い水準を維持している。