重点事業を選択し効率的な財政運営に
(2013年8月29日)
重点事業を選択し効率的な財政運営に
高崎市は、平成24年度の会計決算を28日に内示した。
一般会計の決算額は、歳入が1533億5771万円で前年度に比べ2・2%減、歳出が1483億3247万円で、前年度に比べ2・1%減、歳入歳出差引額は50億2523万円で、翌年度に繰り越す財源4億4967万円を除いた実質収支は45億7556万円、財政調整期金に31億円を積み立て、純繰越額は14億7556万円となった。
一般会計と特別会計を合わせた決算総額は歳入2241億3126万円、歳出2172億7816万円で、形式収支は68億5310万円の黒字となった。形式収支から翌年度繰越額4億4967万円を差し引いた実質収支は64億343万円の黒字となった。ここから前年度の実質収支を差し引いた単年度収支は、10億4356万円の赤字となった。
財政基盤の強さを示す財政力指数は0・818で前年度に比べ、0・015ポイント低下、財政構造の弾力性を示す経常収支比率は89・5%で前年度に比べ1・7ポイント悪化した。
収入に対する公債費に割合を示す実質公債費比率は8・5%で、前年度に比べ0・4%改善した。
市税収入は、583億5386万円で、個人市民税と事業所税の通年化で前年度に比べ12億441万円増加した。
歳出では、扶助費、公共施設の更新、産業・経済の活性化支援策など、財政需要の増大が続き、厳しい財政運営となっているなかで、平成24年度は、「新しい高崎」の実現に向け、学校校舎の耐震化、農畜産物を県内外にアピールする施策、ビジネス産業立地奨励金、榛名福祉会館の建設、街路灯のLED化、新体育館の設計などの事業を行った。
限られた財源の有効活用、収支バランスの適正化に努め、効率的な財政運営に取り組んだ。
24年度決算は、9月4日からの高崎市議会9月定例会で審査される。