耐震化率、幼小中で全国下回る
(2013年8月12日)
高崎市の小中学校耐震率は75%
群馬県は、文部科学省が7日に公表した公立学校の耐震改修状況調査結果(平成25年4月1日時点)について、県内の状況を示した。
耐震診断や耐震化改修が必要とされる昭和56年以前の建築物について、実施状況をまとめたもの。
群馬県内の耐震化率は昨年度よりも上がったが、公立幼稚園と公立小中学校で全国平均を下回った。
発表によれば、県内の市町村立幼稚園の耐震化率は74・4%(全国平均79・4%)。市町村立小中学校は86・0%(同88・9%)、公立高校は92・7%(同86・2%)、公立特別支援学校は98・5%(同94・6%)。
屋内運動場等における吊り天井の設置状況は、照明器具、バスケットゴール等高所に設置されたものを含み、市町村立小中学校が612棟のうち171棟で27・9%、公立高校が163棟のうち65棟で39・9%、公立特別支援学校が30棟のうち6棟で20%となっている。
高崎市の状況は、幼稚園では、施設8棟のうち5棟が昭和56年以前の建築で、耐震診断実施率は100%、耐震化率は50%。小中学校では、335棟のうち昭和56年以前の建築が190棟、耐震化診断実施率は98・4%、耐震化率は75・5%。