カッパピア跡地の公園整備で新方針
(2013年8月15日)
冒険心や夢を育む遊具で広場
高崎市は、カッパピア跡地で進めている観音山公園整備で、計画の一部を変更し、ドイツの世界的遊具メーカー、ケルナー社の遊具を設置した「ケルナー広場」を整備していく計画を14日に示した。
計画によれば、ケルナーの遊具は、ぐらぐら揺れる上り棒や階段が斜めについた滑り台など斬新なデザインや構造が特徴で、子どもの冒険心を駆り立て、危険予知能力や、事故回避能力を高め、体力、運動能力の向上をはかることができるという。
高崎市では、カッパピア跡地15万3千平方メートルのうち、南東部分の丘、5千平方メートルに平成26年度から2年間をかけてケルナー広場を整備し、ヘンゼルとグレーテルに登場する「お菓子の家」や滑り台などを設置する。
ケルナーの遊具を導入するのは、全国の都市公園で初めてという。
カッパピアは、昭和27年の新日本子ども博跡地の児童遊園地として誕生し、市営を経て、高崎フェアリーランド株式会社が経営。経営悪化で平成15年11月に閉園、土地の所有関係が複雑で、廃墟化した跡地問題が市の懸案となっていたが、市は、土地を取得し、カッパピアの構造物を撤去。平成21年に公園化に向け、整備方針を策定していた。
公園整備にあたって、NPO法人時をつむぐ会が、子どもたちの心身の成長につながると、ケルナーの遊具の導入を強く要望してきた経緯がある。