総合卸売市場に太陽光発電を増設
(2013年4月15日)
国内卸売市場では最大規模の発電施設に
高崎市総合卸売市場は、平成25年秋から、場内の青果棟と水産棟の屋根に出力約650KWの太陽光発電施設を増設する計画を12日に発表した。これまで設置してある200KWの太陽光発電と合わせて、850KWを上回り卸売市場として全国最大規模の太陽光発電施設となるという。
増設する太陽光発電施設は、JA全農と三菱商事株式会社の合弁会社、JAMCソーラーエナジー合同会社との共同事業。JAMCは全国の農業関係施設を対象に400から600カ所、20万KWの太陽光発電設備の設置を計画しており、高崎市総合卸売市場が、JAとのつながりが深いことから、JAMCの計画に参加した。
高崎市総合卸売市場の施設は、平面的構造で広い屋根を持つことや、高崎市は全国でも日照時間が長いことなど、太陽光発電に適しているという。
今回の計画では2700枚の太陽光モジュールが設置され、年間200トン以上のCo2削減効果が見込まれる。売電はJAMCが行い、協力費として5%が高崎市総合卸売市場の収益となる。高崎市総合卸売市場では、第3セクターとしてこれまでも先進的な取り組みを行ってきたが、今回の太陽光発電も、卸売市場業界に波及効果があるものと考えている。