蒲谷監督の教え子が合同で囲む会
(2013年4月6日)
指導力と人柄が慕われた群馬の名将
今年3月に高経大附属高校を退職し、野球部監督としてこれまで群馬県立富岡高校、藤岡高校、高崎北高校で指導してきた蒲谷良充さんを囲む会が、3月30日に市内ホテルで行われた。恩師の退職を機に、富岡高校、藤岡高校、高崎北高校の野球部OBが合同で謝恩の会を計画し、約100人が集まり在校時代の思い出を語り合った。
蒲谷さんは、県立富岡高校卒、六大学野球で活躍し、社会人野球を経て、地元群馬の高校野球の指導者として尽力した。育てた生徒は、大学野球、社会人野球などで活躍している選手も数多くプロ野球選手も輩出している。藤岡高校野球部で蒲谷さんの指導を受け、大学、社会人を経てダイエーホークスに入団した投手の飯島一彦さんは「蒲谷先生から教えてもらった体の使い方や配球が、大学生、社会人になってよくわかり成長できた。先生のおかげでプロ野球に進むことができた」と話した。また、教え子の一人は「ピンチの時はマウンドで空を見上げてみなさいと教えられた。夏の大会で、みんながマウンドに集まり、上を見ている写真があり、心の支えになっている」、など野球を通じて精神面も成長できたことを語った。
蒲谷さんは「君たち一人ひとりに思い出がある。今まで、きつい言葉を言ってきたが、一人ひとりに熱い思いを持っていた。高校時代に野球をやっていたことを糧に、一人ひとりが世の中を支える人間になってほしい。健康に留意して活躍してくれることを祈っている」とあいさつした。蒲谷さんは、千葉県の大学からコーチとして招かれ、4月から新天地で野球に携わる。