多機能型住居、事業者に山崎会を選定
(2013年4月12日)
多世代が同居する「みんなの家」がコンセプト
高崎市は、11日の高崎市議会建設水道常任委員会で、市が市営中央駐車場に整備を計画している「多機能型住宅」の事業予定者に、サンピエール病院などを経営する医療法人社団山崎会に決まったことを報告した。3月にプロポーザル方式で事業者を選考した。
この施設は、高齢者や学生、外国人の住宅と介護サービス施設などを備えたもので、中心市街地の活性化、多世代交流、福祉サービスの拠点に位置づけられている。
山崎会からの提案は地上12階建て、多世代が同居する「みんなの家」をコンセプトにした計画が立案されている。保健、医療、福祉の連携がはかられ、高齢者に安心で高度なサポートを行える、周辺への圧迫感や日陰を緩和する対策が行われている、初期コスト、ランニングコストの低減が工夫されている、1階のカフェテラスが設けられ、地域やまちの交流拠点として利活用できる点などが評価された。
高崎市は事業者と協議しながら計画をまとめ、平成26年度に建設工事に着手、27年度中の完成をめざす。