中曽根元首相が名誉市民に
(2012年9月6日)
富岡市長「偉大な功績は市民の誇り」
高崎市は、5日、中曽根康弘・元首相を名誉市民に選定した。高崎市の名誉市民は、故・福田赳夫・元首相に続き二人目。福田元首相は平成7年に名誉市民に選定された。
中曽根・元首相は大正7年生まれの94歳で、高崎中学校、東京帝国大学を卒業、昭和21年に内務省に入省、昭和22年に衆議院議員に初当選した。
56年間の議員生活で、科学技術庁長官、運輸大臣、防衛庁長官、通産大臣などの重職をつとめ、昭和57年に第71代内閣総理大臣に就任した。平成9年の大勲位菊花大綬章
5日の高崎市議会で富岡市長は、「中曽根氏は議員引退後も国際政治家として世界平和に向けた提言を行うなど、幅広い分野で活躍し、偉大な功績は高崎市民の誇りとなっている。昭和22年に設立された青雲塾は公益財団として人材育成に貢献している」と理由を述べ、中曽根・元首相を名誉市民に選定することについて市議会の同意を得た。