汚水処理普及率、全国平均下回る
(2012年9月3日)
県平均74・3%、高崎市81・4%、全国87・6%
群馬県は、平成23年度の県内市町村における汚水処理施設の普及率について調査結果をまとめた。汚水処理施設は下水道、農業集落排水、合併処理浄化槽、コミュニティプラント。
群馬県全体の汚水処理人口普及率は、74・3%で、前年度に比べ1・3%増加したが、全国平均の87・6%を下回り、全国で36位となった。前年度は34位で順位を落とした。なお23年度は、岩手県、福島県について調査できない市町村があるため調査対象外となっている。
県内の汚水処理施設の構成は、下水道が50%、農業集落排水が6・5%、合併処理浄化槽が16・5%、コミュニティプラント1・3%。
高崎市の普及率は前年度を0・3%上回り81・4%で、全国平均を下回り、群馬県内では14位。県内で普及率が高いのは上野村97・1%、低いのは下仁田町の20・3。市部では桐生市の90%が最も高い数値となった。
群馬県では、早期普及のため、平成21年度から市町村への事業費補助、平成23年度から浄化槽にエコ補助金を行っている。県では、平成29年度末の普及率90%をめざしている。