倉渕の観光拠点「小栗の里」/25年度完成めざす
(2012年2月2日)
高崎市内初の「道の駅」に
高崎市は、2日の高崎市議会総務教育常任委員会で、倉渕地域の観光拠点として整備を進めている「小栗の里・拠点施設(仮称)」の基本設計について報告した。
「小栗の里」整備事業は、倉渕ゆかりの幕末の偉人・小栗上野介公にちなんだ名称で、倉渕地域の自然や文化を生かした観光集客により地域活性化をはかるのが目的。合併により旧倉渕村から高崎市が計画を引き継いだ。老朽化した倉渕公民館と多目的集会所を解体し、合併によって生まれた倉渕支所の空きスペースも含んだ事業計画が進められている。
今回示された拠点施設は、倉渕公民館を解体した跡地に建設され、「小栗の里」整備事業の中心的な役割を担う。施設内には、倉渕地域の食材を活用した農家レストランや、地域特産品に販売、体験工房、多目的ホールなどが予定されている。
建設される拠点施設は、和風のデザインで、2階建て、延べ床面積は1501㎡。駐車場は、大型車6台、普通車48台。運営は、地域の力を活用し、倉渕地域では、飲食、展示イベントなどワーキンググループを組織して内容を検討している。
高崎市では、高崎市初となる「道の駅」の認定を受けるための準備を進めている。平成25年度に倉渕公民館の解体と、拠点施設の建設を行い、同年度中の完成をめざす。