時間外特別徴収金を導入へ
(2012年2月2日)
高崎総合医療センター/4月から
2月2日の高崎市議会保健福祉常任委員会で、高崎市は、高崎総合医療センターにおいて時間外特別徴収金を導入する申し入れがあったことを報告した。
高崎総合医療センターには高度医療を提供する救命救急センターを設置し、2次救急、3次救急に対応している。同センターによれば救急の現状は、入院の必要がない軽症の患者が多く、2次救急、3次救急の必要な重症、重篤な患者の診療に支障をきたしており、入院の必要がない軽症の患者については、他の救急医療機関の受診を求めている。
同センターでは救命救急センターの役割と機能を確保するため、時間外特別徴収金を導入し、夜間、休日に入院の必要のない軽症の患者が高崎総合医療センターで受診をした場合は、診察料とは別に一律3,990円を徴収する。この料金は保険外負担で、全額患者負担。県内の救急告示医療機関では、前橋赤十字病院、群大附属病院など、8医療機関で時間外特別徴収金を導入し、金額は650円から4,200円までとなっている。導入した医療機関では、「軽症」の判断が問題となったこともあり、高崎総合医療センターでは、「入院」が徴収の基準となった。