国際経験を人生の糧に/中学生国際交流派遣団
(2011年8月30日)
市内中学生50人が帰国報告会で発表
高崎市は、8月12日から22日まで行った中学生国際交流派遣団の帰国報告会を、30日にシティギャラリーで開催した。
高崎市の国際交流派遣は、子ども達に豊かな国際感覚を身につけてもらうのが目的で、毎年行われている。派遣団は、高崎市内の中学2年生対象に、各校代表2人合計50人によって編成され、オーストラリア・ブリスベン市、アメリカ・バトルクリーク市、ニュージーランド・オークランド市、カナダ・カルガリー市に班別に分かれて派遣された。今年は新たな試みとして、生徒の希望によって班編制を行った。
された。今年は新たな試みとして、生徒の希望によって班編制を行った。 派遣先では、ホームステイをしながら、現地の学校で授業体験や中学生との交流が行われた。海外での生活体験や語学学習とともに、国や人種、言葉を越えた思いやりの心を育むことも大事な目標となっている。
派遣された中学生は、英会話にとまどいながらも、ホストファミリーや現地の友人のあたたかい思いやりの中で過ごしことが、映像を交えて報告され、「新たな友情を築き、異文化を体験し、人生の貴重な体験となった」などと意見が出された。中学生たちは折り紙や習字、日本の遊びなどを現地で紹介し、「日本文化に興味を持ってもらってうれしかった」と喜びを見せていた。ホストファミリーが開いてくれたフェアウェルパーティ(お別れ会)では、みな涙を流して別れを惜しんだという。「英語が下手でもわかってくれる。これからの自分はあきらめないで行動できる」と人生への自信を深めた中学生もいた。
飯野教育長は「海外の経験は、人生に大きく生きてくる」と中学生の成長に期待していた。