高浜・吉井クリーンセンターの焼却灰/埋め立て基準値以下
(2011年7月21日)
県内ごみ焼却施設の焼却灰測定結果
群馬県は、県内の一般廃棄物焼却施設の焼却灰について、放射性物質の測定結果をまとめた。
高崎市の高浜クリーンセンターは放射性セシウムが2880ベクレル/kg、吉井クリーンセンターは、2480ベクレル/kgで、管理型処分場で埋立可能とされる8000ベクレル/kgを下回った。
6月末に家庭ごみなどを処理する東京都の清掃工場の飛灰から、放射能濃度が8000ベクレル/kgを超える放射性セシウムが検出されたことから、環境省より一般廃棄物焼却施設の焼却灰について放射性セシウムの濃度を測定するよう要請を受け、市町村等が実施した測定結果をまとめた。
県内の対象22施設のうち13施設の結果が報告された。12施設では放射性セシウムの濃度が8000ベクレル/kg以下だったが、沼田市外二箇村清掃施設組合の施設で8000ベクレル/kgを超えていた。
8000ベクレル/kg以下の焼却灰等は管理型処分場で埋立可能だが、8000ベクレル/kgを超えた焼却灰等は埋立をせずに施設内に一時保管となる。
測定された飛灰は、焼却時に発生する排ガス中に含まれるダストで、大気に放出される前に集塵機などで捕集される。主灰は、いわゆる燃え殻、混合灰とは、飛灰と主灰の混合物。