手作りの暑さ対策で校務員さん大活躍/各校で創意工夫
(2011年7月14日)
校務員手作りミストシャワーに子どもたち大喜び
エアコンに頼らない教室の暑さ対策について、検討委員会がまとめた方策を先週7日に高崎市教委が各学校、幼稚園に通知したところ、手作りミストシャワーや遮光カーテンなど、創意工夫をこらした取り組みが広がっている。
鼻高小学校、北部小学校では、校務員の共同作業で制作したミストシャワーが児童用玄関に取り付けられた。豊岡小学校では、玄関と鉄棒にミストシャワーが取り付けられ、子ども達に大好評という。
豊岡中学校でも、校務員の共同作業でベランダに寒冷紗を使った遮光ネットが取り付けられた。今まで日光で焼けていたベランダの温度が、触っても熱くないほどの効果があった。室温を2、3度程度は下げる効果があるという。
片岡中学校では、ベランダの無い窓に、校務員の工夫で巻き上げ式のすだれを設置した。六郷小学校では、教室のベランダに担任の教師がすだれを設置した。
ミストシャワーは、小学校を中心に要望が多い。今シーズンはやや遅い時期となったグリーンカーテンも、多くの学校で実施する。遮光フィルム、遮光ペイントの施工についても、これから実施していく。
高崎市教委では「数日間の早い取り組みで、暑さ対策として、予想した以上の効果が出ている。学校では工夫し、知恵と汗を出している。学校も15%節電が求められており苦労しているが、冷房機器に頼らない対策を職員全員で取り組んでいる」と話している。