さやもーるで「かぶと虫イベント」/17日・18日に
(2011年7月18日)
千数百匹のカブトムシ、まちなか昆虫採集
17日、18日にさやもーるで「かぶと虫イベント」が行われている。街路樹に、かぶと虫を二日間で千数百匹を放って、来街者に昆虫採集を楽しんでもらう。主催は中部名店街。
17日は、午後1時の開始前から、虫取り網と虫かごを持った親子連れが集まった。開始時間になり、スタッフが脚立で街路樹の高所にかぶと虫を這わせていく作業を行うと、網を持った参加者が街路樹の周囲に集まった。
かぶと虫が、街路樹にしがみついているため、なかなか採集できない様子で、子ども達に替わって父親が網を真剣に振るう姿も見られた。
通りには、金魚すくいや手裏剣投げ、駄菓子屋、焼きそばなど、縁日も出店させ、昭和の夏を演出した。かぶと虫の幼虫そっくりの「幼虫まんじゅう」といったキワモノも限定販売されている。
かぶと虫は、採集した幼虫をこのイベントのために商店街が飼育してきた。このイベントは、昨年から始まり、さやもーるに張られた「かぶと虫出没注意」のステッカーも話題になった。商店街では「かぶと虫を配るのではなく、採ってもらうことで楽しんでもらおうと考えた。参加者全員に採ってもらえると思うが、ひょっとしたら、採れない人もいるかもしれない。昆虫採集は、思うようにいかないこともあるでしょう」と話している。
参加した家族客は「一匹採れたのでとてもうれしいです。とても満足しました」と、虫かごの中のかぶと虫を見ながら、笑顔で話していた。