子どもたちが楽しく過ごせる学校づくりを
(2010年12月29日)
中島教育長が12月の校園長会議で所感
高崎市教育委員会の12月定例校園長会議で、中島教育長は桐生市の小学生が自殺した事件について所感を述べた。
中島教育長は「桐生市の事件については、他人事と思わず、自分の立場に置き換えて考えてほしい」と話し、高崎市教委が10月に実施した「いじめに関する調査」の結果について触れた。
10月の調査結果では、17件の「いじめ」が報告され、7件が解決済み、残り10件が継続指導中となっている。
教育長は「子どもが学校で『いやな思い』をしていれば、即座に解消するべきであると考えている。子どもたちが楽しく過ごせる学校づくりを目指してほしい」と各学校に求めた。
また、来年4月の中核市移行で、県から市に教職員研修が移譲されることについて、「高崎市教育センターが来年度からスタートするが、各学校においては若い先生方に研修の機会を与えることで、教師力の向上を図ってほしい」と求めた。また、あわせて若手教員の育成について「5年後、10年後のリーダーが各学校で育ってくるように、『若手の先生の育成』をお願いしたい。その取組が、これからの高崎市の教育を一層向上させる原動力となる」と各校園長に求めた。