中心市街地でビジネスチャンスを
(2010年12月7日)
「まちまか創業セミナー」で3人から体験談
12月2日、高崎市役所で「まちまか創業セミナー2010」が開かれた。今回は「創業・起業・就業のヒントをつかむ」と題し、高崎の中心市街地で店舗を展開するカネト水産株式会社の原寛さん、パパゲーナの山田久美子さん、シネマテークたかさきの小林栄子さんから、体験談が話された。
原さんは「以前は人で混んでいた街中が、高崎を出て5、6年後に戻ってきたら閑散としていたことに愕然とした。高崎を元気にしたいという気持ちで、仕事に取り組んでいる」と話した。また、山田さんは「他にはない花屋を目指し、店内で作家の委託販売を始めたことで、口コミが広がりお客さんが増えた」と花屋の新たな取り組み、独自の展開を紹介した。さらに、小林さんからは「高崎は市民のカンパによって映画館をオープンさせた全国の中での成功例。そうなれたのは、市民が文化を育てていくという高崎の気風があったから」と全国の映画人口の少なさと高崎の市民力が力説された。
当日はリクルートスーツ姿の学生の姿も多く、「客層のターゲットは」「学生はどういった形で関われるのか」など、フロアから盛んに意見が出された。