悪口やいじめで約6%の子ども達が「いやな思い」
(2010年11月16日)
いじめの認知件数は、小学校、中学生とも16件
高崎市教育委員会は、高崎市内の小中学生を対象に、「いやな思い」を受けているか10月26日に調査を実施し、16日の高崎市議会教育常任委員会で結果を報告した。
10月23日に桐生市の小学生が自殺した問題で、学校におけるいじめの実態把握が全国的に求められている。高崎市は、群馬県の「いじめ調査」にさきがけ、調査を行った。高崎市の調査は、文部科学省のいじめの定義による調査とは別に、広く子どもたちの実態を掘り起こすために行ったもの。
小学校低学年には「いやな思い(わるくち・いじわるなど)をうけていますか」、小学校高学年・中学生には「いやな思い(中傷、嫌がらせ、いじめ等)を受けていますか」と、年齢に応じてわかりやすい質問で調査を行った。
小学校では、調査人数20965人のうち、「いやな思い」を受けている子は1515人で7・2%。中学校では調査人数10077人のうち、302人で3・0%。小学校、中学校の合計で、31042人のうち、1817人で5・9%となった。
今年4月からのいじめの認知件数は、小学校、中学生とも16件で合計32件。このうち小学校での認知件数は、10月が12件となっている。