110mの「高崎うどん」/高崎の名物ひろめよう
(2010年11月15日)
110人でうどんづくり。「おいしかった、またやりたい!」
13日にもてなし広場で「110mの高崎をつくろう」が行われた。高崎市制110周年を記念し、高崎の食文化のうどんをテーマに、人情市を主催するNPO「高崎やるき堂」の人たちが計画した。また、ヨーロッパのクラシックカーが群馬の道を走る「コッパ・デッレ・アウトストリケ」と同時開催しファンを集めた。
110mのうどんづくりには、市民110人を募集し、市制110周年記念の「110」づくしの思いを込めた。
110mうどんは、高崎産小麦「きぬの波」で作られ、作業開始の合図とともに、参加者で一本一本を長くつないだ。当初は、粉を練って、全員で引き延ばしながら110mの一本の麺をつくろうと考えた。JA高崎と相談し、何度も試行錯誤を繰り返しながら、最善の方法を検討してきた。実際に完成した長さは150mほどになり、1100人分のうどんとなって、参加者、来場者に振る舞われた。うどんつゆも、メンバーが仕込み、好評だった。参加者からは「おいしかった」「またやりたい」などの声が聞こえた。110mは残念ながら、ギネスブックの記録には及ばなかった。
高崎やるき堂では「高崎の特色の粉食文化をテーマに、110周年記念行事を考えた。大勢の市民と、高崎うどん、手作りうどんのおいしさを共有することができた」と話している。また。アウトストリケには、52台の参加者があり、全国から集まったドライバーに高崎うどんを紹介し、昼食に味わってもらった。
高崎市では「こうした高崎の粉食文化をテーマにした事業を継続させていきたい」と今回のイベントを支援した。