夢を共有した2時間半/高崎JCがドリームプラン
(2010年11月11日)
ドリームプランプレセンテーションIN高崎
11月10日に、高崎市文化会館で「ドリームプランプレセンテーションIN高崎」が行われた。これは、社団法人高崎青年会議所が「JC明るい豊かな社会プロジェクト」の一環として行ったイベント。5人のプレゼンテーターが、自分の夢を語り、それに共感し、アドバイスやエールを送り、人のつながりを深めようというもの。プレゼンテーターと支援パートナーが一組となって参加する。
同会議所の清水篤司理事長は「この体験型プログラムは半年間ブラッシュアップしたもの。ぜひ共感してもらい、ここにいるすべての人が次のステップに成長して欲しい」と語った。
今回参加したのは安藤正和さん(パートナー・奥様:安藤雅美さん)、高石知枝さん(パートナー・友人:中村明子さん)、中村まゆみさん(パートナー・診療所のお客さん:橋爪翔一さん)、小林直敬さん(パートナー・友人:木村卓さん)、大竹晃さん(パートナー・友人:岡部恵介さん)の5組。
安藤さんは、新資格・住宅環境アドバイザーの設立と地域の人たちが共存、共栄するプロジェクトの実現、高石さんは自身が主宰する出会いと学びの場所「ゆいの家」のような施設が町のあちらこちらにできること、中村さんは、患者のカルテを共有し、医師、セラピスト、美容専門家などのネットワークのもと、その人にぴったりな医療行為を行う「クロスメディカル協働体」を作ること、小林さんはベースボールパークの設立、大竹さんは日頃の感謝の想いをDVDに録画し、その人に贈ることで、当たり前だと思っていた幸福を改めて見直す「ありがとうプロジェクト」の実践を、それぞれ10分間で主張した。
審査員である木部純二副市長、原浩一郎高崎商工会議所会頭、菅家恵子花花ストリート会長ら5人がそれぞれ講評し、審査員特別賞として、小林直敬さんが選ばれた。大賞は来場者の投票で決定。携帯電話での投票方式をとり、その結果大竹晃さんが大賞に輝いた。大竹さんは「自分を変えたくて出場した。受賞して前向きになれた。こういう機会を設けたJCに感謝したい」と涙を流しながらコメントした。本企画では、会場を訪れた人が、それぞれの出場者に、メッセージを書き残すことになっている。主催者である田邉郁也社団法人高崎青年会議所社会環境委員会委員長は「これは、1人1人が自分や周りの人の人生に向き合うためのきっかけとなるイベント。今後どんどん人との輪が広がり、周りの人の支援が自分のことのように出来る世の中になってほしい」と語った。