5千個の風船が舞い大歓声/みどりこども園
(2013年11月18日)
子ども達の笑顔のために父親も団結
みどりこども園(下佐野町、高井和雄園長、小澤由宏保護者会長)で、保護者会主催の園祭が16日に行われた。保護者会が半年ほど前から手作りで準備を進め、同園の年間行事の中でも子ども達が楽しみにしている行事の一つだという。
ダンボール迷路や懐かしい割箸鉄砲による射的などの遊びは母親による手作りで、順番を待つ長い行列ができ、子ども達の笑顔が園内にあふれた。
園祭のフィナーレは、ステージのダンスや多胡邦夫さんが作曲した園歌で盛り上がった。全員のカウントダウンでホール天井から5千個の風船が舞い落とされると、ファンタジーのような光景が広がり大歓声がわきおった。
この風船降らしは、昨年、みどり幼稚園60周年記念で行われ、大好評だったため、継続して実施することになった。風船降らしの準備は保護者会の父親倶楽部が進めてきた。天井に張ったビニールシートに、膨らませた風船を乗せていく作業を延べ20人の父親が前日から行ったという。数台のコンプレッサーを用意し、風船を膨らませるが、吹き込み口を縛るのは手作業で、指に豆ができ皮がむけて5千個を準備するのはさすがに大変だったという。父親倶楽部の佐俣さんは「園祭は子どもたちがのびのびと遊べるイベントで、父親も子どもといっしょに童心に戻って楽しんでいる。駐車場の誘導や会場整理も交替で行い、園祭を応援していきたい」と語る。風船の落とし方も工夫し、昨年よりもきれいに舞ったという。高井園長は「園祭の方向を検討してきた。保護者会に感謝しており、子ども達の笑顔は準備の苦労を忘れさせてくれでしょう」と話している。