高浜建て替え、処理能力30トン増の480トンに
(2013年7月30日)
今年度から4年間かけ環境アセス実施。建設はそれ以降
高崎市は、老朽化した高浜クリーンセンターの建て替えについて、整備計画の方針を23日の高崎市議会斎場・環境施設建設調査特別委員会で報告した。
高浜クリーンセンターは、稼働後24年が経過し、処理能力の低下や修繕の増加が目立ってきている。また循環型社会の推進、環境負荷の低減、焼却熱を利用したサーマルリサイクルなど、ごみ処理施設に関わる社会ニーズも多様化、高度化している。
高崎市のごみ処理施設は、高浜クリーンセンター(処理能力450トン/1日当たり)、吉井クリーンセンター(処理能力30トン/1日当たり)となっており、市では、処理量の大きい高浜クリーンセンターの建て替えを検討してきた。
高崎市では、高浜クリーンセンターの新処理施設について、基本的な考え方を「周辺地域の調和とともに環境負荷を可能な限り低減し、安全かつ適性な処理を継続的に実施できる資源循環型施設の整備を行う」と示し、ダイオキシン類の抑制、安全性、資源や熱エネルギーの高効率に有効利用することなどを整備の視点に置いている。
可燃ごみ処理施設の処理能力は、現在の1日当たり450トンから480トンの増強し、廃熱を利用した発電能力も引き上げる。
今年度に整備基本計画の策定と環境影響評価(環境アセスメント)に着手する予定。市は、工事に着手する時期、新施設が稼働する時期については、今後の調査などを踏まえて精査していく考え。環境影響評価に、おおむね4年を要するとされ、着工については、それ以降になると見られている。