O157市内で死亡者、県が注意報を発令
(2013年8月9日)
腸管出血性大腸菌食中毒注意報
群馬県は、7月から腸管出血性大腸菌O157の感染者の届出数が急増し、8月に入り、高崎市内の有料老人ホームで感染による死亡者が発生したことから、7日に「腸管出血性大腸菌食中毒注意報」を発令した。
有料老人ホームにおける感染の状況は、8月5日の第一報では、7月30日(火)夕方、高崎市保健所へ腸管出血性大腸菌感染症O157の届出が3人あり、診療にあたった医師への聞き取り調査により、3名とも高崎市内の有料老人ホームの利用者であることが判明した。
高崎市保健所は、同日及び31日に当該施設へ調査に入り、消毒方法や健康観察の留意について指導した。
感染の届け出が行われた3人は80歳代女性2人と90歳代の女性で、90歳女性が8月3日(土)に状態が悪化し、急性腎不全で死亡した。
また、4日、新たに70歳代の女性が届け出られた。
高崎市保健所は、今後、当該施設に対しては、終息するまで指導を継続する予定。