遠距離通学補助金「良かった」と親の声
(2013年7月23日)
高校生バス定期の補助30件
高崎市は、合併地域で行われている地域審議会の概要報告の中で、今年度から実施している高校生等通学支援補助について実施状況を示した。
この補助金は、市内在住高校生を対象としたもので、公共交通機関を利用して遠距離通学する高校生の通学費の一部を補助し、保護者の経済的な負担の軽減をはかるのが目的。定期券購入費が1カ月当たり2万円を超える場合に、その越える額を補助する(定期券区間が県内のもの)。
これまでの申請件数は、30件で、倉渕地域28件、吉井地域1件、高崎地域1件。
倉渕地域の権田車庫から高崎駅までの1カ月の通学定期は2万8630円、室田営業所から高崎駅までは2万1990円となっており、倉渕地域審議会では「良かった、という親の声を耳にしている」と評価された。高校の所在地やバスの時間帯によってやむなく片道だけバスを利用している生徒もいるという。補助制度は、定期利用者を対象としているが、高崎市では、「現行制度を継続していくが、親の意見を聞き、制度を検証していくことは必要」と考えている。