都心循環などが好調/補助金支出1200万円削減
(2013年7月24日)
支所地域伸びず。地域内循環への変更検討
高崎市は、23日の高崎市議会総合交通対策特別委員会で、市内循環バス「ぐるりん」の平成24年度利用状況を報告した。
平成24年度の全路線の乗車人数は、56万9208人で、前年度よりも2%増加。1便あたりの平均乗車人数は6・60人で、前年度よりも0・15人増加した。増収や経費節減により、高崎市の補助金支出は前年度よりも1204万円減少し、2億9369万円となった。補助金を乗客一人あたりに換算すると、516円で、前年度よりも32円減少した。
最も乗車人数が多いのは群馬の森線で年間8万6997人(1便あたり12・03人)、次いで少林山線7万7783人(1便あたり11・43人)。
利用が伸びたのは都心循環線で、前年度よりも26%増の4万9017人(1便あたり4・39人)、京ケ島線が16%増の4万1889人。
支所地域は乗車人数が少なく、1便あたりの乗車人数は、かみつけ線が1・27人、箕輪城線が1・78人、榛名線が2・60人、倉渕線2・33人、新町線1・27人となっている。
乗客一人あたりの補助金は、かみつけ線が4669円、新町線2500円、箕輪城線2449円、倉渕線1329円、榛名線618円となっている。高崎地域では京ケ島線775円、大八木線551円などで、最も少ないのが群馬の森線の258円。
支所地域の路線については、地域ごとの検討委員会で今後の在り方が協議されており、高齢者や自動車を運転しない若年層の移動を中心とした地域内循環としていく方向が考えられている。