節水に協力を/利根川水系で取水制限
(2013年7月26日)
水道局渇水対策本部を設置
5月以降の降雨量が例年を大きく下回り、利根川推計ダムの貯水量が減少しているため、23日に利根川水系渇水対策連絡協議会の25年度の第1回会合が開催され、翌24日から利根川水系で10%の取水制限が行われることになった。これに伴い、高崎市水道局は、23日に渇水対策本部を設置した。
高崎市では、市民に対し、今回の取水制限で日常生活に影響はないが、今後も小雨が予想されるので、節水への協力を呼びかけている。
利根川上流の8ダムでは、7月23日現在で貯水量が1億7343万立方mで、貯水率は51%、平年の57%となっている。今後も小雨傾向が続き、貯水量がひっ迫した状況が継続した場合は、必要に応じて取水制限が強化されることも考えられている。
高崎市における渇水は、平成24年9月に利根川上流5ダムの貯水量が33%となったため23日間の10%取水制限が行われた。
過去の取水制限は、昭和62年6月16日から8月25日まで30%取水制限を71日間。平成2年7月23日から9月5日まで20%取水制限を45日間。平成6年7月22日から9月19日まで30%取水制限を59日間、平成8年7月30日から9月25日まで30%取水制限を58日間、平成13年8月10日から14日まで10%取水制限を5日間。
平成8年の渇水対策では、給水区域の一部変更や水圧調整が行われた。夜間断水も計画されていたが、実施予定日の前日に降雨があったため行われなかった。