災害に備えて研修会/幼年女性防火クラブ
(2012年11月27日)
消化器やAEDの取り扱いを訓練
高崎市等広域幼年女性防火委員会は、23日に八千代町の消防局で防火研修会を実施した。もてなし広場で幼年防火クラブを交えて訓練を行う予定だったが、降雨が心配されたため、消防局屋内訓練場で、女性防火クラブの研修となった。管内の安中市、高崎市から250人が参加した。
消化器の取り扱い訓練では、操作手順や火元への消火液のかけ方が消防局員から講習を受けた。AEDの訓練では、「救急救命では心臓を動かすことが第一」と心肺蘇生法の重要性が説明され、倒れて意識のない人を発見した想定で訓練が行われた。
真下消防局長は「災害は大規模化、複雑化、多様化しており、地域防災が大切になっている」、富岡市長は「日頃から災害への心構えを持ち、みなさんの力が地域防災の核になる」と研修の成果に期待した。
高崎市消防団の田中宏団長は「家庭から火を出さないよう、みんなで協力し市民の安心安全のため全力を尽くしていこう」と決意を述べた。
研修の中で消防局は「消防局の力だけでは、全ての災害に対応することはできない。災害が発生した場合、自分ができることを覚えてほしい」と女性防火クラブの活動に期待した。