EV用の急速充電スタンドを設置/無料で充電可
(2012年10月29日)
28日から一般利用可能に。年中無休
高崎市は、市役所本庁舎南側に、一般向けのEV(電気自動車)用急速充電器を設置し、28日(日)から供用開始した。
高崎市では、走行時にCO2を排出しないEVを普及させるため、充電施設のインフラ整備が必要と考え、充電スタンドを設置した。
設置した充電器は、日産自動車から今春に寄贈を受けたもので、市では設置場所や運用方法を検討し、10月28日の「地球市民の日」にあわせて供用開始した。充電器は大容量で、エンプティの状態から30分で80%(150km~160km走行可)まで充電できる。県内の公共的な急速充電スタンドとしては高崎市役所が32カ所目。充電時間が8時間の普通充電器は県内に87カ所設置されている。高崎市が設置した充電スタンドの1回当たりの充電コストは約220円となるが、公共的な充電スタンドは無料となっているため、高崎市も当面は無料で利用してもらう。商用充電スタンドの普及状況を見ながら、無料を継続する。
利用時間は午前8時30分から午後5時15分(利用受付は午後4時45分まで)で、年中無休、無料で利用できる。利用者は、開庁日は2階の環境政策課、土曜・日曜・祝日、年末年始は1階警備員室に申し込む。免許証の提示が必要。
高崎市では、充電スタンドに設置について「高崎市は交通に便利な場所であり、旅行などEVで移動する人たちの利便性を高めていける」と話している。また、充電スタンドの設置を機に市民に、EVへ関心を持ってもらい温室効果ガス削減につなげていきたいと考えている。