オープンカフェ、継続し定着を
(2012年10月17日)
来春の本格実施に向け検討
高崎市は、17日の高崎市議会市民経済常任委員会で、片貝喜一郎議員の質問に答え、9月に試験実施したオープンカフェ「高カフェ」の成果について報告した。
高カフェ事業は、9月1日から30日までの1カ月間、中心商店街10店舗で試験実施され、利用者の合計は681人となった。客層は家族連れが多く、20代から50代と幅広かった。9月は日中が暑く、休日が雨天になるなど、天候条件でオープンカフェが敬遠される要因もあった。
アンケートに寄せられた意見では、終了時間が午後8時では早い、屋外の飲食は喫煙者、ペット連れにはありがたいなどがあった。苦情はなかった。先客がいると、続いて客が座るなどの傾向が強く、継続して根付かせるための工夫も必要となりそうだ。
この事業は、「高崎まちなかオープンカフェ推進協議会(綱島信夫会長)」が実施し、高崎商工会議所が力を入れて取り組んでいる。試験実施の成果を受け、来春の本格実施に向け、区域や出店ルールの検討を行う。
片貝議員は、オープンカフェにあわせ路上でミニコンサートを行いたかったが、別の申請が必要で実施できなかった事例や、一方、出店者が自主的にミニコンサートを実施して来街者に喜ばれた事例など、実施場所で差違があったことを指摘し検討を求めた。