「まちなかぐるりん」活用でアイデア出し合う
(2012年4月25日)
7月から都心循環線が商店街や大型店つなぐ
市内循環バス「ぐるりん」の都心循環線が7月から路線変更されることに伴い、新しい都心循環線をまちなかの活性化に生かしていこうと、新路線沿線の商店街や大型店などと高崎市の意見交換会が24日に行われた。
都心循環線の新路線は、高崎駅西口から高崎ビブレ、高崎高島屋、大手前慈光通り、高崎スズラン、城址地区、本店タカハシなどをつなぐ。
この日の意見交換会では、都心循環線を「まちなかぐるりん」という愛称で親しんでもらい、買い物やまちなか観光に利用してもらう取り組みについて話し合われた。車輌も「まちなかぐるりん」をPRするよう工夫していく。
大手前慈光通りなどでは、商店街内のバス停を活用したにぎわいづくりを考えている。大型店からも、まちなか観光に積極的に協力していく考えが示された。昨年行われた群馬デスティネーションキャンペーンの継続事業「アフターDC」が7月から行われることから、高崎市では「まちなかぐるりん」を活用したまちなか観光イベントを準備している。
「まちなかぐるりん」の運賃は1回100円となっているが、一日乗り放題券を200円で販売し、来街者の足として使ってもらうようにする。高崎駅利用者だけでなく、マイカー利用者も駐車場に車を停め、「まちなかぐるりん」で回遊してもらうよう、駐車場と連携した実験事業も考えられている。意見交換会に出席した商店街からは、「ぐるりん」に乗ったことのない市民に「まちなかぐるりん」を体験乗車してもらうような提案も出された。
松本副市長は「まちなかにぐるりんを走らせることは高崎市の夢だった。まちの皆さんの意見を聞いてルートを決めた。子どもたちが乗ってみたいバスになり、まちがにぎやかになると思う」と話している。