たかべん新工場で落成式典
(2012年4月23日)
落成式典であいさつする末村社長
創業128年の高弁が「次の百年へ」
高崎弁当株式会社(高崎市倉賀野町)の新工場が完成し、23日に落成式典が現地で行われた。
高崎弁当の創業は明治17年(1884)、「たかべん」の愛称と高崎名物「だるま弁当」や「とりめし弁当」などで親しまれ、弁当販売のほか宅配サービスなども展開している。
新工場では、搬入から出荷まで高度な衛生管理が徹底され、炊飯や総菜の調理、盛り付けなど食の安全とおいしさへのこだわりによって生産されている。多品種少量生産に対応し、働きやすい作業環境への配慮が行き届いている。
落成式で末村歓也社長は「衛生的で安全な食品工場として完成できました。創業から128年となり多くの方の力添えで支えられてきました。今回の新工場は次の100年に向かって歩み出す第一歩です」とあいさつし、謝意を述べた。
富岡市長は「高崎弁当は、高崎にとても馴染んだ会社であり、更なる発展を期待しています。高崎の先頭に立って進んでいただくことが高崎の発展につながっていきます」と新工場落成を祝った。東和銀行の吉永國光頭取は「弁当のだるまも喜ぶ新工場」と句を披露、高崎商工会議所の原浩一郎会頭は「官民を上げて元気な高崎づくりに取り組んでおり、末村社長には高崎VALの実行委員長や高崎の食を発信する事業に尽力いただいている」とあいさつした。