市民の声を求める市民討議会/今秋に開催
(2012年4月9日)
高崎市と高崎JCが協定締結
高崎市と高崎青年会議所(小澤由宏理事長)は、今秋の「市民討議会VOICE2012」実施に向け、9日に協定を締結した。
市民討議会は、無作為抽出した市民に参加を募り、高崎市のまちづくりについて意見を交わしてもらう。今回の協定は、市民を無作為抽出するために高崎市の協力を求めるもの。
無作為抽出は、普段はまちづくり活動に参加していない市民を集めることができるため、新たな市民参加の手法として成果が期待されている。高崎青年会議所では「声なき声をくみ上げていこう」と市民討議会を開催し、今年度で4回目。
協定の締結後、富岡市長は「一過性でなく、まちなかの活性化について、高崎青年会議所の自由なアイデアをお願いしたい。できる、できないではなく、大胆に提案してください。ビジネスを動かす知恵を出してほしい」と求め、小澤理事長は「色々な職種の会員がいるので、自由な発想で考えていきたいと思います。アイデア集をまとめていきたい」と答えた。
市民討議会は、高崎市と高崎青年会議所共同の実行委員会が、毎月2回程度の会合で準備を進めていく。この事業を担当する高崎青年会議所の近藤利弘実行委員長は「市民討議会を広く市民に認識してもらい、市民とともにまちづくりを進めたい」と意欲を見せている。