県内総生産、3年連続減少
(2012年3月29日)
平成21年市町村民経済計算結果
群馬県は、平成21年度市町村民経済計算結果を28日に示した。
平成21年度の県内総生産は、名目で7兆428億円となり、名目経済成長率は▲1・7%となり3年連続で減少した。価格変動を取り除いた実質経済成長率は▲2・2%で2年連続の減少となった。平成20年のリーマンショックから、やや持ち直しを感じさせたものの、リーマンショック以前の水準には戻らず、雇用者数が4年連続で減少するなど、厳しい状況が続いた。
高崎市の市町村内総生産は、1兆2028億円で、県内トップが続いている。対前年比は▲2・1%となったが、リーマンショックの年の▲7・5%から改善の兆しを見せた。
市町村民所得は、1兆1664億円(前年度比▲3・3%)、市民一人当たり市町村民所得は315万2千円(▲3・6%)となった。 高崎市に限らず、県内各市町村で、過去10年間で最も低い水準となり、リーマンショックから立ち直りきれない厳しい状況を浮き彫りにした。
(※1人当たり市町村民所得=雇用者報酬、財産所得、企業所得の合計である市町村民所得総額を10月1日現在の総人口で除したもの。個人の所得(給与)水準を表すものではなく、企業の利潤なども含む市町村経済全体の所得水準を表している)
平成21年度市町村内総生産
市町村 | 総生産額 (億円:年度) | 増加率 (%:年度) | |||
---|---|---|---|---|---|
H19 | H20 | H21 | H22 | H23 | |
前橋市 | 12,546 | 11,923 | 11,618 | -5 | -2.6 |
高崎市 | 13,287 | 12,288 | 12,028 | -7.5 | -2.1 |
桐生市 | 3,295 | 3,031 | 3,101 | -8 | 2.3 |
伊勢崎市 | 8,035 | 7,752 | 7,595 | -3.5 | -2 |
太田市 | 11,152 | 9,856 | 9,818 | -11.6 | -0.4 |
沼田市 | 1,611 | 1,558 | 1,490 | -3.3 | -4.3 |
渋川市 | 3,067 | 3,011 | 2,851 | -1.8 | -5.3 |
藤岡市 | 2,205 | 2,073 | 2,112 | -6 | 1.9 |
富岡市 | 2,011 | 1,799 | 1,881 | -10.5 | 4.6 |
安中市 | 2,349 | 2,250 | 2,176 | -4.2 | -3.3 |
みどり市 | 1,405 | 1,348 | 1,295 | -4.1 | -3.9 |
県計 | 76,431 | 71,627 | 70,428 | -6.3 | -1.7 |