牛肉生産者に販売自粛、処分を要請
(2012年4月6日)
食品の放射性物質検査
群馬県は4月5日に、高崎食肉センターで処理された牛肉から、放射性セシウム濃度の新規制値100ベクレル/kgを超えた事例が発生したことを報告した。
食品は昨年度まで暫定規制値である放射性セシウム500ベクレル/kgが適用されていたが、4月1日から新規制値である放射性セシウム100ベクレル/kgが適用されている。牛肉は経過措置により新基準値適用は10月から。
牛肉の検査は4月4日に県農業技術センターで行われ、放射性セシウムが106ベクレル/kg検出された。(検出下限値、放射性セシウム134:8ベクレル/kg、放射性セシウム137:9ベクレル/kg)なお当該牛肉は焼却処分される予定。生産者に対して販売自粛、処分を要請した。
また、当該農家で給与していた粗飼料の放射性セシウム検査を5日に県農業技術センターが行ったところ、稲わらから3ベクレル/kg、5ベクレル/kg、ライ麦から772ベクレル/kg検出された。