市民活動センターと教育センターが開館
(2012年4月2日)
市民活動センターの愛称は「ソシアス」に
高崎市市民活動センターと教育センターの開館記念式典が1日に行われた。
市民活動センターは、生涯学習、男女共同参画、市民公益活動を支援するための複合施設で活動室、学習室、市民ホール(250席)を備えている。
教育センターは中核市移行により、教員研修を高崎市で実施する必要から設置されたもので、研修室やいじめや不登校、発達相談を行う教育相談室が設置されている。
市民活動センターと教育センターは、群馬支所前の群馬中央中学校跡地に建設され、旧群馬町との合併時から、同跡地の有効活用が求められていた。
開所式典で富岡市長は「高崎市の知恵が結集する場所が完成した。生涯学習、男女共同参画、市民活動は奥が深く、腰をすえてがんばっていかなければならない。みんなで創意工夫し良い施設にしていきたい」とあいさつした。高崎市議会の寺口優副議長は「地域人材育成、男女共同参画、市民公益活動など様々な活動が活発に行われることを期待している。男女共同参画社会の実現は我が国の課題。複合施設の利点を生かして市民に浸透していくことを期待している」と祝辞を述べた。
市民活動センターの愛称募集の表彰式も行われ、77件の応募から最優秀作品「ソシアス」を考案した木村和雄さんらが表彰された。「ソシアス」はラテン語で仲間、友達の意味。
市民活動センターの定期利用団体は、事前の申し込みで約100団体となり、既にフル稼働が見込まれている。市民ホールにはピアノが常備され、音質面や使い勝手に配慮されるなど、コンサートや舞台発表にも対応している。
総事業費は22億円で、平成23年1月に着工し、24年2月に竣工した。市民活動センターの完成に伴い、老朽化した群馬公民館は23年度で閉館し解体される。