高齢者、児童・生徒の事故増加傾向
(2011年12月13日)
高崎市議会12月定例会
高崎市議会12月定例会一般質問で、新保克佳議員の質問に答え、高崎市は高齢者の交通事故が昨年を超える勢いで発生していることを示した。
平成23年11月末までの交通事故発生件数は3500件。前年より177件減っている。65歳以上の高齢者が関わるものに限ると838件発生しており、去年の864件に迫っている。内543件は加害者として関わるもの。事故の原因は、「うっかりしていた」「ぼんやりしていた」など、安全不確認が多い。
高崎市は平成22年度から、高齢者に運転免許の自主的な返納を促すため、免許証の替わりに身分証明書となる写真入りの住民基本台帳カードの手数料無料化や、公共交通の利用券を贈呈する運転免許自主返納奨励制度を実施している。平成22年は453件、平成23年11月末では235件と返納数が減っている。交通事故を起こしてから返納する高齢者もおり、高崎市は「交通事故を起こす前に、返納を促したい」と効果的な対策を研究していく。
また、児童・生徒の事故は増加しており、平成23年11月末で80件。昨年の76件を上回る。事故の主な要因は、飛び出しが48%で、続いて、正しい走行の不履行が多い。