乾しいたけ出荷自粛
(2011年12月6日)
放射性セシウムが暫定規制値を上回る
群馬県は、今年の秋に収穫され、これから出荷される「乾しいたけ」に含まれる放射性物質の検査結果を5日に発表し、放射性セシウムの暫定規制値500ベクレルを超えた高崎市、沼田市、渋川市、富岡市、中之条町、高山村、東吾妻町、みなかみ町の8市町村について、出荷の自粛を要請した。
また、今年の3月11日以降に収穫・加工された原木栽培の「乾しいたけ」 についても、出荷の自粛と自主回収が要請された。
「水戻し」して利用する乾しいたけの検査方法は、乾燥状態か、「水戻し」して行うのかを国で検討中で、決定までは、乾燥した状態で検査が行われる。
今回の検査で、高崎市の乾しいたけから、放射性セシウムが1433ベクレル検出され、暫定規制値を上回った。
なお、「水戻し」をした状態では、放射性セシウムは58ベクレル、戻し汁は、62ベクレルと、暫定規制値は越えておらず、群馬県は、通常の食べ方では、健康への影響を心配する値ではないとしている。