石油協同組合と災害時協力協定
(2011年12月7日)
消防・救急と救急告示病院に燃料供給
高崎市・高崎市等広域市町村圏振興整備組合は、群馬県石油協同組合高崎支部と自然災害時における燃料等の供給協力について、11月25日に協定を締結した。
東日本大震災の発生直後、高崎市内でも燃料供給が滞り、消防・救急車両や、救急告示病院の自家発電装置の燃料確保が困難となった。群馬県石油協同組合高崎支部の協力で優先供給を受け、その後の供給体制の回復で大事には至らなかったが、連携体制の重要性が強く認識された。
協定には、自然災害で燃料等の供給に支障が生じた時に、緊急を要する消防車・救急車や公用車への給油、非常用自家発電等を有する市有施設、避難所、非常用自家発電装置を有する緊急告示病院(市内22病院)に優先的に燃料を提供することが盛り込まれた。車両については、石油協同組合高崎支部が指定するガソリンスタンドで給油し、施設には石油協同組合高崎支部が配送する。
高崎市では、救急告示病院に対する燃料確保を盛り込んだことで、先に実施している自家発電装置導入補助制度と併せ、災害時の救急医療体制が前進するものと期待している。