住環境改善助成で10億円規模の経済効果
(2011年11月24日)
11月中旬で900件。受付期間は今月末まで。
高崎市が市民の住宅や住環境の改善向上のため、10月から募集を開始した「住環境改善助成事業」が好評で、11月11日までに902件の申請があった。申請の締め切りは11月末で、高崎市では1100件程度の申請を見込み、当初見込んだ250件の4倍以上になると見ている。
この制度は、市民が所有・居住する住居の改修や模様替えなどを市内業者に発注して施工する20万円以上の工事について、市から工事費の3割・上限20万円が助成される。
902件の申請のうち、249件が交付決定されており、予算措置した250件分の5000万円では足りず、高崎市議会12月定例会で今後の見込額を補正計上する考え。当初の予算を使い切った場合、それ以降の申請者については、12月定例会に補正予算案が通過するまで、交付決定を待ってもらう。
工事内容は、外壁工事23%、内装工事20・3%、浴室・トイレ15・7%などで、発注先の業者は、工務店など一般建設業が45・2%、瓦・畳など専門建設業が21・7%、水道など設備関係業者が15・1%となっている。
高崎市には、今回の助成制度をきっかけに、リフォームを考えたという市民や、仕事が回ってきたという業者の声が届いているという。
富岡市長は「1件のリフォーム費用が100万円ほどと考えれば、この助成制度によって市内の工務店に10億円規模の経済効果があるのではないか」と話している。