ひとり暮らし高齢者9千人で前年比4%増
(2011年11月18日)
中央・城南地区などで高齢化、独居化顕著に
高崎市は、15日の高崎市議会保健福祉常任委員会で、今年6月1日現在の「ひとり暮らし高齢者基礎調査」の結果を報告した。
この調査は県健康福祉部より依頼を受けて実施され、ひとり暮らし高齢者の実態を把握し、今後の高齢者保健福祉の基礎資料とされる。
高崎市の65歳以上の高齢者は8万3845人で前年度よりも964人増、高齢化率は22・6%で前年度よりも0・2%増加した。
高齢化率が高いのは、倉渕地域が35・2%、北地区が30・2%。低いのは東部地区17・1%、佐野地区と中居地区が18・1%。
市内でひとり暮らしをしている高齢者は9035人で前年度より367人(前年比4・2%)増加した。高崎市全体のひとり暮らし率は10・8%で、前年度よりも0・3%増加した。
ひとり暮らし率が最も高かったのは中央地区の19・4%、城南地区の19・1%で、中心市街地でひとり暮らし率が高い傾向を示した。
最も低かったのは大類地区の6・3%で、大類地区、長野地区、榛名地域は、高齢化率は25%台と高いが、ひとり暮らし率は低い傾向を示した。
新町地区では高齢化率、ひとり暮らし率ともにやや高い傾向を示した。高齢化率が最も高い倉渕地域のひとり暮らし率は、12・0%だった。
健康面では「病気もなく健康である」が35.1%。「日常生活に支障がなく、交通機関などを利用して外出する」が35.9%、「隣近所へなら外出する」が17.8%であった。