長さ115・092mでギネス認定
(2011年11月19日)
左から中部名店街・友光さん、ギネス公式認定員のカニーンさん、彩さん、金沢市商連・太田さん
300人で「最も長いロールケーキ」世界記録更新
高崎えびす講の目玉イベントの一つとして、19日に中部名店街と中央銀座で行われた「111mロールケーキ」づくりが成功し、ギネス世界記録に認定された。
測量器による実測値は115・092mで、今年4月に東京都渋谷区で記録されたギネス記録20・11mを大きく更新した。
ロールケーキづくりは、雨天のため中央銀座アーケード通りで行われ、330人が参加した。市制111周年にちなみ、市内ケーキショップ5店が用意した111m分のケーキ生地がすき間無く並べられ、司会者の号令で一斉に作業が開始された。ケーキ生地を丸めたたり、生地の継ぎ目を埋めるように生クリームを塗るなど、ケーキショップのパティシエが指導しながら作業が進められた。
ケーキのトッピングには、えびす講に参加した金沢市商店街連盟青年部から贈られた金粉45g(約20万円分)が、まんべんなく振りかけられ、華やかな彩りを添えた。
記録認定には、ギネスワールドレコーズ世界記録公式認定員の桃子・カニーンさんとマクラレン・彩さんが立ち会った。完成したロールケーキは、市内の土木コンサル会社によって高精度の計測が行われ、世界記録として認定された。審査では、必ず一本に見えなければならないことや、小麦粉、砂糖、玉子が使われていなければならないことが条件となっていた。記録保持者名は「高崎中部名店街・中央銀座商店街」とされた。ギネスブックの2012年度版が発刊されたばかりなので、今回の記録は2013年度版に掲載される可能性があるという。
中部名店街理事長の友光勇一さんは「子どもたち、市民300人と10人のパティシエの力が一つになってはじめてできた。絆の力を東北の被災地に届けることができるので、とてもうれしい」と喜びを語り、来年も継続していきたいと笑顔を見せた。
金沢市商店街連盟青年部の太田有彦さんは「金沢市も高崎の人たちと一緒に取り組むことができました」と話し、世界記録達成の喜びをわかちあった。