第24回鎌倉街道武者行列
(2011年10月12日)
「いざ鎌倉」地域の歴史を伝える
秋晴れのもと、10日に城南地区による「鎌倉街道武者行列」が行われた。手作りの見事な甲冑の武者が、城南地区から高崎市役所まで、気勢を上げながら行進した。
城南地区には、烏川に沿って、鎌倉街道が残されている。この事業は、鎌倉街道や、謡曲「鉢の木」の佐野源左衛門の物語に伝わる「いざ鎌倉」などの歴史を、後世に伝える地域づくりイベントとして、今年24回を迎えた。
庁舎前広場に陣を構え、恒例の出陣式が行われた。富岡市長は「高崎市の秋を彩る立派なイベントであり、歴史と文化を大切にしながら地域づくりを行うことは重要だ。こうした事業が行われると地域の歴史がわかり、大きな価値がある」、高崎市議会の丸山議長は「地域の努力で鎌倉街道に新たな歴史が加わり、後世に語り継がれることでしょう」と城南地区の労苦を讃えた。高崎市区長会の竹中会長は「高崎市になくてはならないイベントとして、皆さんの絆を深めてほしい」と期待した。
武士たちは、高崎市の平和と繁栄と祈って「エイエイオー」と気勢を上げた。抜刀道の実演が行われ、上泉伊勢守の兵法が披露され、訪れた見学者から、拍手を受けていた。