夏の節電成果17・3%/高崎市
(2011年9月7日)
市内企業への節電支援も示唆
高崎市は、高崎市議会一般質問で、堀口順議員の質問に答え、市有施設における今夏の節電について、概要を示した。
高崎市庁舎(シティギャラリー・地下駐車場等含む)では、昨年夏のピーク値2080KWから15%削減した1768KWを、今年の夏の目標値に定めた。
高崎市役所の空調は、既に平成17年度から28度に設定されており、照明、エレベータ、OA機器の節電を中心に取り組んだ。
照明は執務スペースが50%カット、廊下等は75%カットし、水曜日のライトダウン、ノー残業デーなどの実施により、目標の1768KWを越えた日はなく、今年のピーク値は1720KWとなり、昨年のピーク値に比べ、17・3%削減できた。
電気使用量は、7月が59万KWで前年よりも16・7%減、8月が60万8千KWで、前年よりも17・3%減、1カ月当たり70万円から80万円の電気料が削減できた。
高崎市では、節電の取り組みをまとめ、市民の参考にしてもらう。
また、市内の企業では、契約電力が500KWを越える大口需要の企業が170社、500KW以下の小口需要の企業が4300社あり、大口需要の企業は、全て15%削減を達成、小口需要の企業も、15%を上回る節電を実施したという。
高崎市では、市内中小企業の節電対策について支援制度の必要性を感じており、具体的な方策を示すことを示唆した。